フィリピン観光マニラの治安の悪さ ショッピングモールで
フィリピン行きの飛行機で知り合ったロベルトさんの家に泊まることになりました。
マニラの知人にあう約束の日はまだだったのでロベルトさんと一緒にマニラ観光に行きました。向かった先は大きなショッピングモールです。
その前にちょっとコンビニによりました。その店の中に入ってまずビックリしたのが、ライフルを持ったガードマンがいた事です。そんなに治安が悪いのかと驚きました。
次によったのは銀行です。銀行にもガードマンがもちろんいます。そしてロベルトさんに言われたのは、車まで走って移動してと言うことでした。
また車に乗っているときはドアを必ずロックしてということです。信号待ちしている時に、強盗がやって来てドアを開けて金品を奪い取られてしまうとの事です。
車の外の道端には花束を売っている少年たちが歩いていました。車の窓を隔てて全く違う世界が広がっている感覚でした。
大きなショッピングモールに寄った時も衝撃でした。入り口には戦争映画で見るような大型ショットガンを設置して待ち構えているガードマンが数人立っていて談笑していました。
そこまで治安が悪いのかと実感しました。ロベルトさんの小さな息子さんも連れて行ったのですが、途中ショッピングモールの中で姿が消えました。
私は単にその息子さんが近くのおもちゃでも見ているのだろうと思っていましたが、ロベルトさんは血相抱えて探しています。
私が思ったとおり、おもちゃを見ていただけなのですが、ロベルトさんが言うにはショッピングモールでも誘拐が多発しているので、子供から目が話せないとの事でした。
ショッピングの帰りも買ったものをそのまま駐車場までカートで運ぶわけには行きません。
ロベルトさんが車をショッピングモールの玄関に寄せて、そこからすぐに買った物をトランクに積めて帰ります。他のお客たちもそうしていました。帰りに私は日本円を両替したくて両替所に立ち寄ってもらいました。
私の後ろには小学生低学年のような少年二人が並んでいます。私が両替した後、その少年たちは両替商に時計を見せていました。
お金に替えられるかと聞いているとロベルトさんが私に話してくれました。
ロベルトさんが言うにはどっかから盗んできた時計をお金に替えようとしている、とのことでした。
2004年のマニラの話になりますが、あの時と今は状況が変わっているのでしょうか。