韓国旅行でおすすめのマニアックスポット モラン市場
2004年ごろの話です。韓国旅行に行くといつも知人といっしょにおすすめの焼肉や韓国料理の店に行っていました。
あるときレアな市場があるから行かないと言われ行くことになりました。その市場は毎月4のつく日しか開催されないそうです。その月の14日だったでしょうか。
韓国の知人の後ろをついてその市場に向かいました。そこはソウル市内から電車で2時間くらいのところだったと思います。
何度も電車、地下鉄を乗り継いだので、どこの駅で停まったのか、どの位置にいたのか今でも思い出せません。
知人が着いたよと言ったので駅の出口を出るとものすごい人だかりです。ここはモラン市場というところだと、知人は言いました。
広い原っぱにいくつもの簡易テントが設置されていて、その中でいろんな物を売っていました。市場の中に入ると、活気があふれていました。
物資を運ぶ人がものすごい勢いで移動しています。きっともともとは卸売りの市場で小売としても開放しているのでしょう。
業者らしき人が大量の荷物を背負って市場を出て行きます。ありとあらゆる食べ物が売られているという感じでした。あたりに大きな籠がいくつもあって小動物がいます。
中には犬。。。もいました。市場の様子をカメラで写真に取ろうとすると、市場の人に撮るなと制止されました。
私たちは飲食店を営むテントに入り込み、食事をすることにしました。知人が試しに食べてみろと勧めてきたのは、なにやら昆虫のような食べ物です。
芸人の罰ゲームのように食べさせられましたが、味は可も無く不可もなくでした。まあ肉が無い地方だとその昔は大事なタンパク源だったろうし、その名残でしょう。
そして極めつけの食べ物は青い唐辛子でした。これも知人にいたずら半分で食べてみろと言われ食べたものです。あんなに辛いとは思いませんでした。
もう数時間は辛くて意識が飛ぶほどだったと思います。酒も入っていたこともあり、もう記憶が飛んでいます。
ようやく唐辛子の辛さ地獄から抜け出した後、市場を出て帰ることにしました。
市場の端っこでは、鶏を戦わせて賭け事をしているグループや、カードゲームで賭け事をしているグループがわいわい騒いでいます。
もしかして日本の戦後の市場もこんな感じだったのかと思わせるタイムスリップをしたような体験でした。